物流

【連載第8回】「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~ 物流現場での作業効率を向上するためのロケーション管理~基本編~

皆様、こんにちは!
今回は実際現場で商品を管理する際の「ロケーション管理」のお話です。

この3つをキーワードにお伝えいたします。

  1. 作業効率化のポイントは『ピッキング作業』
  2. 『ロケーション管理』とは?
  3. 『ロケーション管理』にはバーコードを使った出荷システムが必要

ネットショップ様の多くが、その煩雑な出荷作業に頭を悩ませています。
まだ出荷件数が少なかったころは、あまり作業負担にならず、気にならなかった出荷業務も、
出荷件数の増加に伴いその作業効率が落ち、成長の足枷になってしまっている。
又、売上も上げたいから、商品アイテム数も増やしたい。
けれど、出荷の事を考えると、これ以上アイテムも増やしづらい。
というお声をよく伺います。
では、「どうやったら出荷の作業効率を向上することができるのか? 」をお伝えいたします。

1.効率化のポイントはピッキング作業

出荷業務の作業項目を分解すると

  1. 「ピッキング作業」
  2. 「検品作業」
  3. 「梱包作業」

大きくこの3つに分けられます。
その中でも最もアナログで作業負荷が大きく、改善の余地があるのが
「ピッキング作業」…受注(出荷指示)要求に対して、品物を在庫から選び出す事です。
受注に対する作業時間が最も長く必要なのが、このピッキング作業なのです。
この作業を効率化することが、出荷業務の作業効率UPの効果的な向上につながります。

そこで重要なのが【ロケーション管理(棚管理)】です。

「ロケーション管理」とは、商品の出し入れを効率的に行うために、保管位置管理することです。保管を指す住所管理の様なもので、主には棚,ラック等に番号を付与して、商品との紐付けをし、「どこに何がある」をわかる様にする管理方法です。

ネットショップを立ち上げた当初は、ベテランスタッフが出荷作業を行うことが多く、ロケーション管理をしなくても、商品知識と感覚で効率的に出荷作業をこなすことができるでしょう。

数百点のアイテムの場所を全て覚えてらっしゃるスタッフさんもたまにはいらっしゃいますよね。

しかし、売上が順調に伸びていくにつれて、ベテランスタッフの方々数名では追いつかず、通常は出荷作業にかかわらない運営側のスタッフや、アルバイトスタッフなどの力を借りながらの出荷作業が多いようです。

「出荷が追いつかないから誰でもいいから 手伝って~!!」
というよくありがちなパターンです。

そうすると「どの商品がどこに保管してあるか」が共有できず、毎日が壮大な宝探しになってしまいます。

結局ベテランスタッフの方に場所を聞いて、その方の効率も悪くなり、又、ヘルプスタッフが商品等の知識がなく、わからないまま作業をして、誤出荷に繋がってしまうというケースもよくあります。

私も経験がありますが、皆さんもそういった経験がないでしょうか?
結局全体的に効率DOWNしてしまい、後処理に追われてしまった。
という事が。。

2.『ロケーション管理』とは?

「どの棚にどの商品が何個ある」を管理するのが『ロケーション管理』です。
出荷における作業効率の向上に有効な施策としては、ロケーション管理(棚管理)があります。

どういうイメージかをお伝えいたします。

例えば、「商品Aが10個ある」という通常の在庫管理では、数量は分かっても実際にどこに保管されているかが分かりません。

これでは実際のピッキング作業の際に困ってしまいます。
保管場所を端から端まで探し続けないといけませんよね。

それが「商品Aが“3-5″番の棚に6個、“3-8″番の棚に4個」というロケーション管理ができれば、『商品がどこに保管されている』というところまで管理することができます。

これらのロケーション情報を出荷の作業指示書(ピッキングリスト)に表示させることで、
誰でも簡単に商品を探し出すことができます。

logi_img0422_01

3.『ロケーション管理』にはバーコードを使った出荷システムが必要

ロケーション管理を実現するための一番のハードルは、「どの商品がどの棚にある」という情報を随時メンテナンスしていかなければならないという点です。

多くのネットショップが、多品種小ロットで商品展開を進めているため、何百・何千もあるアイテムそれぞれの保管棚をアナログで管理するのは大変です。

品番別等で、ロケーション(番地)は倉庫の棚に表示しているけれど、システム上の管理をしていないので、出荷の作業指示書(ピッキングリスト)にはロケーション表示をしていない。というショップ様もいらっしゃいますが、それは、「商品整理」をしただけになってしまいます。結局は、「在庫の宝探し」に変わりありません。

みなさんよくご存じの「ア○ゾ○」の物流センターでも、何十万・何百万というアイテムを『バーコード』を使ってロケーション管理しています。
現時点ではこの方法が最善といえるでしょう。

現在、世の中で提供されている物流在庫管理システムの中には、これらの「バーコードを使ったロケーション管理」が簡単にできるシステムも増えてきています。

「在庫の宝探し」にお困りのネットショップ様は一度検討してみてはいかがでしょうか?