物流

【連載第18回】「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~ ネット通販の梱包事情

先日倉庫の現場見学させて頂く機会があったのですが、梱包資材を変更しようか迷ってらっしゃるというお話を頂きました。
その際に、”他社はどうされてますか?”というご質問もありましたので今回は、見落とされがちですが実は物流サービスにとって重要な、”梱包”についてお伝えいたします。

お客様視点の梱包とは?

以前、弊社ご利用頂いているショップ様から、
『うちは、“梱包”にとても注力していて、差別化の一つとしています。』
というお話を頂戴しました。

なぜかというと、
『お客様に荷物が届いた時、箱(袋)を開ける時が、一番ワクワクする瞬間。その“ときめき”を大事にしたい』
との事。
大げさではありますが箱を開ける瞬間のワクワク感は、”ネットショップ購入の醍醐味の一つ”ですよね。
確かに、私もネットシヨップで商品が届いて受取に行った時、開ける瞬間はワクワクします。
『このショップでまた購入したい』と思わせるポイントの1つかもしれないですね

それでは、お客様にとって理想の梱包とはどんなものなのか?

  1. 開けやすさ
  2. 商品がキチンと届く(こわれていない)
  3. ゴミの捨てやすさ

主にこの3つになるのではないでしょうか。

①開けやすさとは

梱包資材で工夫しているネットショップというと、Amazonが思い浮かぶのではないでしょうか。

薄い箱であれば箱の端がミシン目がついていて、ファスナーの様になっており、段ボールですが簡単に開ける事ができます。爪を傷つけず、カッターも使わずに簡単に開けられるって、女性にとっては意外とありがたいんですよね。

又このサンプルの様に、片手で簡単に開けれる資材もあります。

「箱を開ける為に道具&時間を費やす必要がないもの」
「爪や指先を傷つけにくいもの」
女性やお年寄りなど様々な層のお客様のことを考えるととても重要なポイントです。

②商品がキチンと届く(こわれていない)

“商品や内箱が傷つくことなく、キチンと届く”
これはネットショップの基本です。

皆さん、色々な緩衝材を利用されていると思いますが、壊れやすい商材の場合は専用の緩衝材を利用しているネットショップもいらっしゃいます。

例えば、下のサンプル写真は特殊な<エアー緩衝材>

2重構造の中心部分に商品を入れ、外側の層に空気を入れることで“空気”で密封したような状態で梱包することが可能です。

化粧品やワインなどのワレモノには最適です。

通常のエアー緩衝材は風船状の独立した緩衝材なので、箱の中で商品と一緒に動いてしまい破損してしまうこともあるので、画期的な商品だと思います。

弊社とお取引のある大阪の物流会社様でもこの特殊なエアー緩衝材を使っていらっしゃいました。

『きちんと商品は届いた』のは確かですが、ワクワクして開けた後に商品が傷ついていたら、
『また購入しよう!』どころか『こんな店で二度と買うか!』となってしまいますね。

③ゴミの捨てやすさ

最近は“エコ”に対する関心の高まりや、”ゴミ仕分けルールの複雑化”により、ネット通販のゴミ問題が注目されています。

弊社のお客様でも、『梱包資材に気を使って、費用もかけています!』とおっしゃっているお客様がいます。

例えば、
・段ボールの工夫
折り畳み型にする事により、片付が簡単にできる

・ガムテープの使い分け
ダンボールには紙製ガムテープ、ナイロン袋にはナイロン製の透明テープを使うなどゴミを捨てやすく

・袋の活用
ダンボールでの梱包を止めて、紙やナイロンの袋へ変更。ゴミを捨てやすく

「お客様の利便性」や「ブランドイメージの向上」と、「環境への配慮」は相反する難しい問題でもあります。
しかしそこは自社の客層や商品特性を見定めて、各社色々と工夫されているようです。

たかが梱包ですが、されど梱包なんです。
『ちきんと届く』は当たり前
お客様の『ワクワク感や、感動』を
商品が届いたときにも感じて頂く必要があるのではないでしょうか。