決済

【連載第3回】 わかりやすいクレジット決済の経理処理の方法

クレジット決済の手数料の処理や、売掛金の管理をわかりやすくする工夫などを紹介します。
クレジット決済で売上げた場合、請求書を発行する取引でないため注意が必要です。
クレジット会社の〆日によって決算に含めるべき金額をうっかり忘れてしまわないように気をつけましょう。

クレジット明細のみかた

クレジット決済で売上をした場合、クレジット決済会社から利用明細が届いたり、ネットから明細をダウンロードします。クレジット決済会社によって様式が異なりますが、ほぼ以下の内容を網羅しているはずです。

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利用明細には、上記のようなクレジット決済をした取引履歴が複数行記載されています。
さらに、その利用合計額やクレジット会社の手数料、振込手数料、実際振込される金額などの内容が記載されていますので確認してみましょう。

経営処理上は、売上は納品時に計上してありますので、クレジット決済からの入金は売掛金の回収になります。
クレジット決済会社からの明細ごとに「○月○日納品分」とチェックをしていきます。

売掛金の管理の仕方

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売掛金の管理は工夫をしないと、何が未回収なのかすぐにわからなくなってしまいます。管理には専用の販売管理ソフトを活用するか、エクセルやネット上のクラウドサービスを使う方も多くなっています。

売掛金/(商品名) ** /売上 **

売上計上する時に、売掛金を(商品名)などわかりやすい区分を考えて、補助科目で設定しておきます。
補助科目名は、商品名に限らなくても構いません。たとえばクレジット決済会社名でも、自分で管理をしやすい方法がベストです。
クレジット決済からの入金があった場合に、

普通預金 ** / 売掛金 **

としますが、クレジット決済からの入金も複数案件を合算されていますので、貸方の売掛金が複数行になります。
クレジット決済の入金日に売上に計上していれば、チェックの必要もなくもっともシンプルなのですが、売上の計上が遅れてしまうと経理上問題です。

ただし、これには例外もあります。クレジット決済の入金日で売上計上しても、日付でチェックして決算内に計上できるならば問題はありません。飲食店のクレジット決済の場合は飲食日ごとに記載されてくるため明瞭です。そのため、経理処理はクレジットの決済明細が届いてから売掛金計上すれば大丈夫です。しかし、納品と代金回収がズレたり、複数の方法で入金するような高額な場合、分割払いがおきるようなケースは売掛金で個々に管理した方がベターです。

取引記録の入金方法の欄には「振込」「代引き」「クレジット決済」「PAYPAL」など決済の種類を記載しておきます。さらにクレジット決済会社が複数社あるような場合には、その会社ごとに欄を作成して、入金があった日を記載していくと検索が簡単で便利です。同じ日で検索かけて合計がクレジット決済明細と合っていれば確認できます。

このように、クレジット決済の経理処理の方法はひとつだけではありません。単純に日付ごとにわけて合計売上管理する方法と、商品別に売掛チェックをする方法など複数あります。いずれも自分のビジネスに適した方法を選択して、経理処理が煩雑にならないようにしましょう。

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