決済

【連載第回】 必見!高まるコンビニ支払いのニーズと決済フロー

ECサイト利用者からの人気が高いコンビニ支払い。クレジットカード決済が用意されているにもかかわらず、なぜここまで支持されているのでしょうか?

今回は、コンビニ支払いが支持される理由やコンビニ支払いの仕組み、決済フローについてご紹介します。

消費者がコンビニ支払いを選ぶ理由

コンビニ支払いが消費者から選ばれる代表的な理由は、そもそもクレジットカードを持っていないというケースだけでなく、支払いに関する安心感・利便性が挙げられます。以下で詳しく見ていきましょう。

その1:クレジットカードを持っていなくてもOK

2016年に株式会社JCBが行った「クレジットカードに関する総合調査」によると、全体の保有率は84.2%。2012年の87.4%に比べると減少傾向です。また、20代男性に関しては66.1%、20代女性に関しては74.9%と、平均よりもかなり少ないことが分かります。

つまり、クレジットカードを所有していない若者は多く、彼らがECサイトを利用する際には、別の決済手段が必要ということになります。そこで、コンビニ決済が選択肢に浮上してくるのです。

その2:現金払いの安心感

クレジットカードの利用は便利かつ安全ではありますが、消費者の中にはまだ「漠然とした不安がある」という感覚を持つ人が少なくありません。

理由はさまざまですが、「使いすぎると怖い」といった気持ちや「情報を悪用されるのではないか」といった懸念を持つ人もいるでしょう。また、現金払いでも特に困ってこなかったという可能性もあります。

こうした層にリーチするためには、コンビニ支払いの選択肢を提示するのが有効です。ネットショッピングであっても、支払いは現金で行えるという点が安心感を生み、ECサイト利用のハードルを下げてくれます。

その3:24時間365日支払い可能な利便性

代引きや銀行振込といった方法は、支払いタイミングを狭めます。商品受け取りの際に現金を用意しなくてはいけなかったり、銀行が開いている時間帯で手続きを踏まなくてはいけなかったりする(それ以外は手数料が発生してしまう)ため、場合によってはスムーズに支払いができないこともあるでしょう。

一方、コンビニ支払いであれば24時間365日、自分の好きなタイミングで決済が行えるというメリットがあります。出勤前や帰宅時にコンビニによってサッと支払いができるのは非常に便利です。

その4:後払いの安心感と利便性

後払いのコンビニ支払いは、ユーザーに安心感を与えます。商品を受け取り、中身を確認した後で支払いができるので、トラブルが起こりにくいのです。

また、近年ではスマートフォンによるECサイト利用も増えてきており、入力情報を可能な限り少なくする設計が求められています。後払いの場合、クレジットカード情報の入力が不要となるため、購入時の煩わしさがなく、ユーザーにとっては利便性の面で大きなメリットとなるでしょう。

Point!:コンビニ支払いは若者・女性向けECサイトへの導入が特にオススメ

ネットショッピングに対して抵抗感が少ないものの、クレジットカードを所持していなかったり、コンビニを頻繁に使っていたりするのは、若者の特徴かもしれません。

また、商品を受け取り、確認した後で支払いをしたいという需要は、アパレルや雑貨など、女性向けのECサイトで高まると考えられます。

そのため、コンビニ支払いは若者や女性向けの商材を取り扱うECサイトでは必須の決済手段と言えそうです。

コンビニ支払いの仕組みと決済フロー

コンビニ支払いの仕組みと決済の流れは以下のようになります。分かりやすいよう、今回はECサイトを例とし、ご紹介します。なお、自社で決済システムを持つ場合と、コンビニ決済代行会社が入る場合でフローが異なりますので、今回は代行会社が入るケースの流れを見ていきたいと思います。

また、先払いと後払いで、商品発送のタイミングが異なりますので、それぞれを分けて紹介していきます。

先払いによるコンビニ支払いの場合

先払いの場合、下図のようなフローでコンビニ支払いが行われます。コンビニ決済フロー_前払い

  1. ECサイトで商品が注文される
  2. コンビニ決済代行会社へ決済データを伝送
  3. 消費者へ支払い依頼票が送られる
  4. 支払票によって店頭支払いが行われる
  5. 入金情報がコンビニのサーバーから送られる
  6. 消費者へ商品を発送
  7. コンビニ決済代行会社等から振込が行われる

後払いによるコンビニ支払いの場合

後払いの場合には、注文が入ったあと、決済代行会社へ決済データを伝送するタイミングで商品が発送されますので、下記の流れになります。(先払いの図⑥発送が②決済データの伝送と同じタイミングで行われます)

  1. ECサイトで商品が注文される
  2. コンビニ決済代行会社へ決済データを伝送。同時に商品を発送
  3. 消費者へ支払い依頼票が送られる
  4. 支払票によって店頭支払いが行われる
  5. 入金情報がコンビニのサーバーから送られる
  6. コンビニ決済代行会社等から振込が行われる

コンビニ支払いの導入

コンビニ支払いを導入する場合は、決済代行会社の利用がおすすめです。

コンビニ決済を自社で運用する場合、それに関わるさまざまな業務が生まれます。事業者は、その分の人件費をまかなわなければなりません。また、後払いを採用した場合には、ユーザーへの与信審査や、未回収リスクについても考える必要があります。キャッシュフローの悪化も、懸念材料として挙げられるでしょう。

これらの問題を解決できるのが、コンビニ決済代行会社の利用です。業務をアウトソースし、リスクマネジメントまで容易のできるという点が、事業者にとって大きなメリットです。

コンビニ決済代行会社を選ぶ上でのポイント

コンビニ決済代行会社と一口に言っても、提供しているサービスはさまざまです。選ぶ際には、以下の点を比較してみましょう。

支払いサイクル

各コンビニ決済代行会社によって、口座への入金の回数・タイミングは異なります。「キャッシュフローを考えると、早めのサイクルが助かる」という場合は、この点を重視するのが良いでしょう。

対応コンビニ数

対応しているコンビニの数が多ければ、その分だけユーザーの利便性につながります。手数料等のバランスもありますが、基本的には対応コンビニ数の多いところを選びましょう。

信用力

後払いのコンビニ支払いの場合に「未回収リスク保証サービス」を提供してくれる代行会社であれば、安心して利用できます。その他、システムの堅牢性やセキュリティなども、選択基準のひとつとしましょう。

コンビニ支払いで機会損失を防ぎ、ビジネスを発展

コンビニ支払いへのニーズは今後も高まっていくと考えられます。特に、若年層や女性には、それが“当たり前”となる可能性も。コンビニ支払いが用意されていないことは、大きな機会損失につながるかもしれません。

コンビニ決済代行会社を活用すれば、導入自体は非常にスムーズです。ぜひ一度、検討されてみてはいかがでしょうか。