決済

【連載第回】 代引き時のクレジットカード決済に対応する方法

代引き時の決済方法として一般的なのは現金払いです。しかし、中にはクレジットカードやデビットカード、電子マネー等で支払いをしたいと考えるお客様もいらっしゃるでしょう。理由としては……

  • クレジットカード情報をネット上で入力するのには抵抗がある
  • 商品が届いてから支払いするほうが安心
  • とりあえず注文をして、支払い方法は後から考えたい

などが挙げられます。こうしたニーズに応えられる対応として、クレジットカードやデビットカード、電子マネーによる決済を運送会社のセールスドライバーが目の前で行ってくれるサービスがあります。

お客様から「代引きでクレジットカードは使えないの?」と質問された経験のあるECサイト担当者様や、より幅広い顧客層開拓を目指す方は、ぜひ検討してみましょう。

代引き時のクレジットカード払いサービスとは?

現在のところ(2017年4月時点)代引き時に、クレジットカード等の支払いに対応している業者は、現状クロネコヤマトと佐川急便に限られます。以下、その他の運送会社と、対応する決済方法についてまとめました。

このように、現状ではクロネコヤマトがもっとも幅広い決済方法に対応しており、佐川急便が次点となっています。クレジットカードはもちろん、デビットカードや電子マネーといった支払い方法が選択できるのは、ユーザーによって非常に魅力的と言えるでしょう。

代引き時のクレジットカード決済の流れ

代引き時にクレジットカード決済が行われる際の流れについても見てみましょう。クロネコヤマトでも佐川急便でも、基本的には同じフローとなります。

  1. 各運送会社のセールスドライバーが商品を届ける
  2. 支払い方法について確認(ECサイト側で指定できるサービスもあり)
  3. クレジットカードの場合、専用端末でカードを読み込み
  4. 支払い回数の選択
  5. お客様による決済明細へのサイン
  6. 支払い手続き完了

このように、お客様としては実店舗でクレジットカードを利用するのと同じ感覚でお支払いが可能です。お金を支払ったのに商品が届かない、といった心配も不要です。なお、端末で読み込んだカードの情報は手続きが完了した後、自動的に消去されるため、情報漏えい等のリスクもありません。

サービス導入方法

代引き時のクレジットカード決済を実現するためには、クロネコヤマトや佐川が提供するサービスに申し込む必要があります。以下で、それぞれの特徴について簡単に解説します。

クロネコヤマト「宅急便コレクト」の特徴

ヤマトフィナンシャルが提供する宅急便コレクトには、「お届け時クレジットカード払い」というサービスがあります。入金サイクルは最短で5日後。申込み後にシステム開発を行うなどの手間もいりません。

料金プランもシンプルで、初期費用・月額利用料、月額最低手数料も0円。小規模なECサイトであっても、手軽にはじめられる内容となっています。

佐川急便「e-コレクト」の特徴

SGホールディングスグループが提供する「e-コレクト」も、代引き時のクレジットカード決済に対応しています。

特徴としては、代金引換額の上限が他社に比べて大きいこと。100万円以上の代引きにも対応してくれます。また、締め日の設定が細かいため、入金サイクルも早い点は嬉しいポイントです。なお、サービス登録費や年会費も無料なので、手軽にはじめられます。

ヤマトと佐川の手数料・対応電子マネー比較

クロネコヤマトの「宅急便コレクト」と佐川急便の「e-コレクト」における、現金以外の代引き時決済方法の違いについて見ていきましょう。まずは、カード決済手数料についてです。

※別途消費税が必要

クレジットカードについては佐川のほうが手数料を安く設定しているものの、他の決済についてはヤマトが低率となっています。特に電子マネーについては、代引き手数料を含まない決済金額の3%ですから、より差が開いています。

なお、ヤマトと佐川では扱う電子マネーの種類にも違いがあります。

広く普及しているSuicaといった交通系ICカードが利用できる点は、ヤマトに大きなメリットがあるでしょう。しかし、事前チャージが必要ないポストペイ(後払い)に対応できる点においては、佐川のQUICPayにも優位性はあります。

まとめ

代引き時に利用できるクレジット決済のサービスは、ECショップでクレジットカード番号等の情報を入力するのが不安であったり、手間に感じたりするユーザーにとって非常に便利です。ただし、ECサイト側にとっての手数料負担は軽くはありません。

自社サイトにどのようなニーズを持ったユーザーが集まっているのかなど、顧客属性をよく検討した上で導入について検討し、その後、どの会社のサービスを選ぶべきかを見極めるようにしましょう。