• 物流
  • 連載第2回
  • 2015/2/13
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

実は大事な商品マスタ管理!~実践事例~

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皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社の河野 友美(カワノ ユミ)です。

前回は、まずは「商品コード」を商品に付与し、「商品マスタ」を整備しましょう!とご紹介させていただきました。今回は、実際に商品コードでの管理を「していなかった場合」「していた場合」では、どんな差があるのか?事例をご紹介させて頂きます。

商品コード管理をしていなかったA社様の場合

モールでの受賞経験もあるアパレルネットショップA社様は、取扱商品も非常に多く、
モールごとに専任の担当者がいました。

モールごとで担当者が勝手に商品コード&商品名を付けており、商品コードの桁数も色やサイズの標記もバラバラでした。

例えば「Tシャツ,ブルー,Sサイズ」 の場合…。

・楽天市場では
商品コード 「ABC001-BLUE-S」
商品名 「売れ筋♪★Tシャツ,青,9号」

・Yahoo! ショッピングでは
商品コード 「MJPRSG-S-BL」
商品名 「特売◇◇今だけ◇◇シャツ, スカイブルー,S」

こうなると、物流在庫管理の現場では商品コードもまったくの無意味です。

結局、A社様の現場でも、出荷検品などの業務では、商品棚に「写真、各サイトの商品コード、商品名」を張り出して管理しておりました。

ピッキング時は、商品棚の商品コードを確認できますが、検品時には商品コード・商品名がバラバラで見分けがつかないので、『ベテランの方』のみが検品するという、ものすごく非効率で精度の低い運用となっていました。
まさしく『危険』な現場です。

実際に、A社様では5~10件/月 程度の誤出荷があり、また月曜日など出荷量の多い日には、深夜12時くらいまで全社を挙げて出荷作業していたようです。

その場合も、普段作業を行っていない、慣れない人がヘルプに入るので、結局誤出荷となり、お客様からクレームが入り、再度誤出荷のフォロー出荷をしないといけないという、まさしく『悪循環』な現象が起こっていました。

そこで、A社様より物流在庫管理ASPサービスの導入をしたいとお話を頂いた時、まず、お客様に作業依頼をしたのは、やはり商品コードの見直しです。

全てのショップが同一の商品コードを利用できるように「商品コード管理者」を決めて頂き、さらに誰が見ても商品の判断ができるよう、アイテム番号や色コード、サイズコードの桁数や順番などのルール化を進めました。

取扱商品数が多かった事もあり、一つ一つの商品のコードを見直し、ルール化するまでに約2ヶ月…
担当者の方からは、何度も「もう、投げ出したい!」とのお言葉を聞きながらも、なんとかすべての商品に商品コードを付与し、商品マスタを完成させました。

商品コードの整備で苦労した甲斐もあり、物流在庫管理システム導入後の効果は絶大!
誤出荷もほとんど無くなり、入荷~出荷業務の効率化が図れました。

そして、何と言っても作業時間が大幅に短縮され、深夜作業もなくなった上、商品企画などの本来やるべき業務に時間を使える事に喜ばれていました。

担当者からは、商品コード付与のルールも決まっているので商品をアップするまでの時間も早くなったとのお声もいただきました。

具体的に言いますと、ルールがなかった場合だと、商品を見てから「う~ん、Tシャツって色々種類あって…、前に同じような商品に『MJPRSG』というコードを付与しているし…、ダブってしまうし…、どうしよう…。」というような悩みに時間をとられていましたが、そのような無駄な悩みから開放されました。

例えば、アパレルの商品コードの作り方ですが、商品名、色、サイズの順にコードを付与します。
ダッフルコートであれば、

商品:ダッフルコート:A0001(6桁)

色:ネイビー:0200(4桁)

サイズ:Sサイズ:001(3桁)

合わせると A0001-0200-001 という形になります。
長い商品名を見なくても品番を見れば“ダッフルコート,ネイビー、S”と限定できます。

この際、桁数を統一し、色,サイズはどの品番も同じコード(ネイビーなら002)というルールづけをしておくこともポイントです。
また、ルール決めした場合は、社内でシェアしておく事も必要です。

商品コード管理をしていたB社様の場合

さて、もう一つの事例も、同様にモールでの受賞経験もあるアパレルネットショップB社様です。

B社様の場合は、サイトの立上げ当初から多モール間在庫連動ソフトの利用を想定されており、あらかじめ商品コードの管理をしっかりとされていました。

その為、物流在庫管理システムの採用決定から稼動まで、わずか一ヶ月足らずで実現された優秀な事例です。

実際、規模の小さな内から商品コードを管理しておけば、アイテム数も少ないのでそれほど手間でもないですし、社内にルールを徹底するのも簡単です。

担当者がお休みされた場合等も、ルールが決まっているので、サイトへの商品アップをストップする必要がありません。

出荷現場でも、商品名&商品コードをすぐ確認できるので、「ベテランの方がいないと…」という人頼みではなく、誰でも出荷できる状態になっていました。

なので、出荷量が増えた際にも誰でもお手伝いできましたし、出荷作業等の物流業務を外部委託された際も、スムーズに移管ができました。

B社様は現在、受注管理ソフト、多モール間在庫連動ソフト、物流在庫管理ソフトの3つを組み合わせて業務を行っています。

これらのソフトを連動させるのも商品マスタがしっかり管理されているからこそ。
業務改善効果の影響もあり、この一年間で売上が10倍にもなったそうです。

偶然2社様はアパレル関連のお客様でしたが、アパレル以外にも雑貨、コスメ、家電等、あらゆる業種に共通して言えることは、ネットショップ運営の全ての基本は商品マスタであるという事。

商品マスタなくしてショップの発展は望めません。
アイテムが増えてから商品マスタ整備をするのは『本当に大変です!!』

まだアイテムが少ないショップ様、もう既に沢山あるショップ様も、「商品マスタ」がきちんと管理されているか、今一度確認してみて下さい。

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

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