• 物流
  • 連載第4回
  • 2015/2/25
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

バックヤード管理システムのソフト選び~基本編~(後編)

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皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社の河野 友美(カワノ ユミ)です。
前回は「バックヤード管理システムのソフト選び~基本編~(前編)」にて、主にバックヤードの管理をしているシステムのご紹介をさせて頂きました。

今回は、後編として「ソフト選び」の参考になるポイントをお伝えいたします。

「最適なシステム選びは自社の状況分析から」という視点で
ポイントは大きく2つ

  1. まずは事務作業の効率化
  2. 出荷量が増えたら物流在庫管理システム

この2つのポイントをお伝えいたします。

ネットショップ市場も、日々新しいシステムやサービスが増えています。

勉強会やカンファレンスなどで情報交換をして、「このシステムはいいよ!」「このサービスは使えない!」といった様に、生の声を参考にしているネットショップ様も多いのではないかと思います。

「生の声」は悩んでいるネットショップさんの判断材料としては、とても重要で、システム提供会社さんからの「営業トーク」にはないリアリティさもあります。

しかし、ネットショップ様の成長段階によって、抱えている課題や必要とされている機能は異なります。

全く同じシステムに対して、「すごく使いやすくて効果があった!」や「まったく使えないよ!」など、正反対の評価を聞くこともよくあります。

大切なのは、自社の現状をしっかりと把握する事。
「うちにはこれが必要?」という自問自答をする事が必要です。

自社の目標がどこにあり、現時点ではどの段階にいるのか?
成長を妨げる課題&問題点がどこにあるのか?
これらを明確にして、把握する事が大切です。

まずは事務作業の効率化
~将来に向けてマスタ整備を忘れずに~

第1回目の連載からしつこくお伝えしておりますが、売上第一で走り始めたネットショップが最初にぶつかるのが、入金確認やメール送信、モールの在庫調整など事務作業が煩雑となり、成長を妨げる「事務の壁」。

走り始めの当初は、件数も少ないので、自力で、手書きの管理台帳を作って
「入金OK」とかチェック台帳を作成されていた方も多いかと思います。

しかし、ちょっと売上げがあがってきたら、「商品アイテム増やさなきゃ!」「仕入発注しなきゃ」「あっ、お客様にメールしなきゃ」なんて色々バタバタしているうちに、“入金確認”はしたけど、台帳にチェックつけるのを忘れて「1週間たっても商品届かない!!」というクレームが来たりした事ないですか?

そんな問題点を解決できるのは、「受注管理システム」や「多モール間在庫連動システム」です。
現在は、月額数千円から使えるASPサービスもありますし、1ヶ月間のお試し利用ができるシステムもあるので比較的簡単に導入する事ができます。

最近は、機能&金額もサイトにきっちり表示されていて、一目瞭然ですし、製品も比較検討しやすくなっています。

注意していただきたいのは、この段階で商品マスタの整備をきちんとしておく事。

多モール間の「在庫連動システム」を使う場合には必ず必要な条件ですし、将来ショップが成長していく段階で運用上必要なシステム導入や、改善時の整備の手間に非常に大きな違いが出てきます。

それと、もう一つ大事な事は、「自社の運用とあっているのか?」を考慮する事。

受注システムも色々な機能がついています。
「受注」に関わる機能だけではなく「分析」の機能など。これもやはり 「うちにはこれ必要?」 と一度冷静に考えてみてください。

よくお客様からお伺いするのは、「こんな分析機能あるけど使う必要ないし」とか
「今までお客様にお伝えしていたコメントを入力する事ができなくなった!」等。

現場の意見も十分取り入れた形で選定する事をお勧めいたします!

出荷量が増えたら「物流在庫管理システム」

売上が順調に伸び始め、事務作業の効率化も実現したネットショップ様が次にぶつかるのが、「出荷の壁」です。

出荷量の増大に合わせて出荷作業の負荷が大きくなり、その結果誤出荷を頻発したり、在庫を把握できなくなったりしてしまう…。
「出荷の壁」を越えるために必要なのが、バーコード検品等を使った「物流在庫管理システム」です。

「物流在庫管理システム」はその名の通り、倉庫内で行われる、「入荷」「保管」「出荷」「返品」「棚卸」などの商品に関する一連の作業を支援するソフトウェアです。
一定規模を超えた出荷を効率良くこなすためには、やはり手作業には限界があり、システム化は必須です。

出荷量が増えて、夕方になると、スタッフ総出で出荷の手伝いに入っているネットショップ様も沢山いらっしゃいます。
そろそろ限界だけど、「システム入れようか?それとも人を増やそうか?」
けれど、本当に投資して大丈夫?というお声をお客様からよくお聞きします。

確かにシステムを入れると、投資や準備等で手間も費用もかかってしまいます。
人海戦術なら、パートの方,知り合いの方に入ってもらえば、「即戦力」となりますが、
結局、あまり良い効果が得られなかったという声をお聞きします。

現場の方からすると、自分の出荷が忙しい上に、新しい方がくる度に、運用,商品説明に手をわずらわされ、しかも、誤出荷してしまった際には、責任が自分にもふりかかってきます。結局現場の方に「しわよせ」がきてしまう状態が改善されないままです。

バーコードを使ったシステム管理を行うと、「商品知識,管理場所」等、システムが指示してくれる事が多数あるので、作業精度や作業効率も大幅に向上します。今までと同じ人数で、より多くの出荷業務がこなせるようになります。

増大した出荷業務を改善するため、物流業務自体を外部の専門業者に任せる「物流アウトソーシング」も有効な手段の一つです。

しかし、それも「物流在庫管理システム」を採用している事が前提条件です。
単純に今ある業務を他人に任せるだけでは、誤出荷や在庫のズレなどの問題解決には繋がりません。

ネットショップが成長を続けて行くためには、外部の専門サービスを上手く使いこなしていく事が重要です。

自社にとって最適なシステム(サービス)を選ぶためには、システム自体の評価だけでなく、自社の状況分析から始めることをお勧めします。
もちろん、現場の方の意見もよく聞いた上での判断が必要ですね。

次回は、実践編をお届けしますね。

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

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