• 物流
  • 連載第7回
  • 2015/4/6
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

赤字通販脱却のための誤出荷防止術!~実践編~

logizard_kv0406

皆様、こんにちは!

今回も引き続き、実際の『物流現場』課題解決という事で、「誤出荷の防止(検品)~実践編~」のお話です。

この2つをキーワードに、実際のお客様事例を元にお伝えいたします。

  1. 『目視検品』の限界とバーコードによるシステム検品
  2. 『バーコード検品』だけでは防げない誤出荷防止改善

前回は、「何故、『誤出荷』は致命傷になるのか」、「どう改善すればいいのか?」という事で、「商品(現物)に「商品コード」を表示しましょう」とお伝えいたしました。
今回のコラムでは、ユーザ様で実施させて頂いた実例を用いて、誤出荷防止の具体策をご紹介いたします。

1 『目視検品』の限界とバーコードによるシステム検品

商品に商品コードが付けられることで、商品知識がないスタッフでもコード同士を突き合わせ、正しい商品かどうかを判断することができます。

しかし、人間の作業で精度を上げるには限界があります。

「連休明けで通常の3倍の出荷がある」「運送会社の締め切り時間まで、30分しかない」等、時間的に追い詰められた場面では、特にチェックミスが発生してしまいます。

他には、作業途中に、声をかけられ、その際に意識なくチェックミスをしてしまうなど。誤出荷防止の決め手は、人間が目視で行うのではなく、システムでチェックすることです。

バーコードをハンディターミナル(読み取り機器)でスキャンし、正誤判定を機械がすることで、誰でも簡単に、しかも確実にチェックをすることができます。

弊社のユーザである有名ショップ様の多くも、商品コードとバーコードの印字された商品ラベルを商品に貼り付け、バーコード検品を行っています。

あるショップ様では、月間3万件の出荷で、誤出荷は平均1件です。しかも、出荷件数が増えても『誤出荷』が増えることもありません。

私も実作業しておりましたが、機械を利用する事による改善効果は、費用面以外にも多数感じました。

以前は、日々出荷終わった後も、“クレームが起きません様に!”などビクビクしておりましたが、機械で検品しているという自信もあるので、そのようなストレスから開放されました。

また、目視にかかっていた時間で庫内改善を行うなど、他の作業に費やす事ができました。

以前はバーコード検品のシステムやハンディターミナルの機器は非常に高価で、大規模のショップでなければ導入できませんでしたが、現在ではレンタルや低価格で導入できるシステムも増えています。

2 『バーコード検品』だけでは防げない誤出荷防止改善

誤出荷を防ぐためには、「商品への商品コードの付与(識別情報の貼り付け)」と「バーコード検品」が重要であるとお話してきました。

しかし、バーコード検品を行うことで商品の間違いは防げるものの、納品書や送り状の取り違えによる誤出荷までは防ぐことができません。
ご出荷で、もう一つ大きな原因となっていることは、伝票の取り違えです。

「送り状を貼り間違えて違う人に送ってしまった」や「商品は合っていたが、違う人の納品書が入っていた」など、商品のバーコード検品だけでは防ぐことが出来ません。

間違った商品が届くこと自体も問題ですが、ほかのお客様の納品書が届いてしまうという事態は、個人情報保護の観点から見ても非常に大きな問題です。

これを改善する為の伝票の発行方式を大きく3つご紹介いたします。

納品伝票&送り状後出し方式

あるアパレルショップ様では、検品ラインにプリンタを設置し、バーコードで商品検品終了後に検品を行い、お客様の納品書と送り状を自動で発行する方式を採用しています。
これを「納品伝票&送り状後出し方式」です。

必要な伝票を必要な時に印刷する方式なので、他のお客様の伝票と混ざることがありません。

出荷量が多くなると、別々に印刷される納品書・作業指示書・送り状をセット組みする作業自体に時間がかかってしまうのですが、この方式を採用することで出荷作業時間の短縮にもつながります。

一体型帳票方式

納品書・作業指示書・送り状を1枚のシールに印刷し、梱包時に切り取って使用する方式です。よく見かける方法かと思います。

個別に印刷した時のような各帳票のセット組みの作業がありませんので、帳票の取り違えを防ぐことが出来ます。

しかし、シールタイプの印刷紙が高価なこともあり、ある程度、出荷規模のあるネットショップでないと採算が合わないのが問題です。

最近は、多少値段も安く、印刷技術も進歩したので、納品書自体に「クーポン印刷」だったり、「お客様への案内」等、色々な工夫をされているショップ様もいらっしゃいます。

伝票検品方式

商品と同じように、納品書や送り状もバーコード検品の対象とする方法です。
商品をバーコードでスキャンし、検品した後に、送り状もバーコードスキャンするという
パターンです。

物流在庫管理システムがこの方式に対応していれば、先ほどの「納品書&送り状後出様式用プリンタ」や「一体型帳票方式用用紙」にコストをかけずに実施できるメリットはありますが、別々に印刷される納品書・作業指示書・送り状をセット組みする作業は残ってしまい、出荷の際も、再度 「送り状をスキャンする」という作業が増えてしまう為、出荷量の多いネットショップには向きません。

誤出荷の防止は、お客様のロイヤリティを高めるためにとても重要な要素です。

どれだけコストをかけて新規顧客を獲得しても、誤出荷をしてしまったらお客様からの信頼は得られません。

さらにそのお客様のコメントをきっかけに、その他多くのお客様からの信頼をも失ってしまうかもしれないのです。

どんなに良い商品を販売していても、「ちゃんと商品が届かなかった」という事は、致命的です。
「ちゃんと商品がお客様に届くまで」がネットショップ様の商売です。

顧客獲得競争が激化している今だからこそ、正確・迅速な出荷業務の実現で既存顧客のロイヤリティを高めていきましょう!

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

bnr_logizard

最近の投稿