• 物流
  • 連載第10回
  • 2015/6/27
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

物流アウトソーシング ~基本編~

Smiling warehouse team with arms crossed in a large warehouse

皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社の河野 友美(カワノ ユミ)です。
今回も宜しくお願いいたします!

さて、前回までは、「物流在庫管理の基本」についてお話させて頂きましたが、今回は「物流アウトソーシング」についてのお話です。
「アウトソーシングも考えているけど.コストが高くならない?」
「商品は自分の手元に置いておかないと不安だし、商品を確認して出荷したいから。。。」
と色々悩まれているショップ様も多いと思います。

という事で、「物流アウトソーシング」のポイントを2つお伝えしたいと思います。

1) 小規模からでも低価格・高品質の物流アウトソーシングできるのはなぜ?
2) アウトソーシング先の選定の決め手は?

一時期話題となっていたネットショップの物流アウトソーシングですが、最近では益々、「アウトソーシングを検討しようかなぁ」というお話をよく伺います。
また、物流事業者側も、ネットショップ様向けの物流提案に力を入れている会社様も多くなってきた様に感じます。

数年前は、1日の出荷件数100件程度が物流アウトソーシングの目安といわれていましたが、現在では1日20~30件程度の出荷量でも積極的にアウトソーシングを行っているようです。

その背景には、物流アウトソーシングのメリットについてネットショップ様の理解が深まったのと同時に、物流事業者側でも「ネットショップ物流」のノウハウが蓄積されてきており、小規模からでも低価格で質の高いサービスを提供できるようになったことにあるようです。

1) 小規模からでも低価格・高品質の物流アウトソーシングできるのはなぜ?

物流会社が小規模ネットショップ様の物流アウトソーシングを受託する際に注目するのは、『同じシステム、同じ業務フローで複数のショップの業務をこなせるか』という点です。

例えば、1日20件出荷のネットショップ5社を全く異なる業務フロー(お客様毎で違うシステム,運用ルール等)で運用した場合、当然、各社にそれぞれの管理費用が必要となります。
1日100件出荷のネットショップに比べると1日20~30件位の小規模のお客様は、1件あたりの物流経費も割高になってしまいます。

しかし、5社を原則同じ業務フローで運用することが出来れば、一人の担当者で複数のショップをまとめて管理できます。
1日100件出荷のネットショップ様と同レベルの作業単価にまで軽減できるのです。

運送料金も同様に、自社で30件位だと、運賃値下げ交渉もなかなかしづらいですが、物流会社がまとめて契約すると、1日の出荷件数(総数)が多くなりますので、運送会社との契約も有利に進めることができます。
逆に、ネットショップ様が小規模出荷の物流アウトソーシングを検討する際に留意頂きたいのは

『その物流企業に低価格で高品質のサービスを提供できる裏付けがあるかどうか?』
また、その前提となる業務フローに『自社が合わす事が出来るかどうか?』等を見極めることが重要です。

ただ、『安いから』という理由だけで決めてしまうと、物流品質が悪かったり、すぐに値上げ交渉をされたりと、結局あとでトラブルになることも多いので注意が必要です。

2) アウトソーシング先の選定の決め手は?

受注管理ソフトの機能や、各ショッピングモールのサービスの動向、広告戦略のトレンドなど、ネットショップを取り巻く環境は日々進化しています。

これらは一見、物流業務には関係ないような事柄と思われますが、必ず最終的には物流業務に関わってきます。どれだけその変化に対応した物流提案が出来るかが、パートナー選びにとって重要なポイントです。

もし、ネットショップの担当者様が物流業務に精通しており、指示通りに作業するスタッフを求めているのであれば、どんな物流会社に任せても大丈夫です。

しかし、それはアウトソーシングではなく、単なる出荷代行に過ぎません。

『物流アウトソーシング』というのは、『物流コスト低減』,『出荷代行』だけではなく、現状の問題点を洗い出して改善したり、同業他社との比較やネットショップ業界の動向を踏まえて物流のあるべき姿を提示すること。

これが、ネットショップ物流のプロフェッショナルに任せる本来の姿です。

弊社のお客様で、EC事業者を顧客に持つ物流会社様の中でも、高い効果を挙げている会社は荷主様と同等、場合によってはそれ以上にネットショップの業務に精通し、EC事業全体を改善するためのさまざまな提案を行っています。

物流会社の担当者の方も
”ただ荷物を預かるだけではなく、一緒に成長したい!”
“ネット通販事業全体をよくしていきたい!”
と、高い志を持っている方がたくさんいらっしゃいます。

ネットショップ様は他業種に比べても物流経費の割合が特に高い業種ですので、コストを重視する気持ちは良く分かります。

しかし成長過程にあるネットショップの場合には、コストだけにとらわれることなく、自社の成長を物流面から支援してくれるパートナー選びだと理解することが大切ではないでしょうか。

 

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

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