• 物流
  • 連載第14回
  • 2015/9/3
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

上手な在庫管理で通販の売上アップも!?

logi_0828_kv

皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社の河野 友美(カワノ ユミ)です。

さて、今回は『在庫管理』に関わるお金のお話を少しさせて頂きます。

ネットショップ様に
『現在、どれだけの在庫をお持ちですか?』
『現在保管されている在庫金額ご存じですか?』
とお伺いした際に、ネットショップ様からは
『多分○万点位かなぁ。』
『どの位あるかよく把握していない。』

というお答えを頂く事があります。

「サイト上の在庫」は把握できていても、実際の庫内にある「現物在庫」を正確に管理できていない。
「在庫金額もきっちり把握していない」そんなズサンな管理していませんか?

『在庫は鮮度が命です!』

食品や化粧品などに限らず、商品には“商品価値の鮮度”があります。“旬”の時期には定価で売れていた商品も、鮮度が落ちていくに従い、値下げをしなければ売れなくなってしまい、最終的には商品価値がゼロになってしまいます。

今年の冬、あるネットショップ様の倉庫に行った際に、奥に『開かずの段ボール』スペースがあったんです。
お伺いすると、
『実は去年の春夏物が残っているんです。来年も販売できるかなぁ』との事。

アパレルや雑貨など、トレンド商品を扱ってる場合は特に、実は”来年売れる”という保証はほとんど無いんです。

『負のスパイラル』に陥っていませんか?

よく、ネットショップ様より、『うちは、とってもたくさん在庫があって。なぜなら、いつ注文が入るかわからないから、在庫が必要なんです』とお聞きします。

実は、これが『負のスパイラル』に陥る原因なんです!

logi_0828_img01

例えば、あるショップで期末に1000万円分の在庫(キャリー品)が残っていたとします。皆さんであればどのような対処をしますか?

対処の仕方によって、手元に残るお金に大きな差が出てきます。

パターン①  在庫処分をしなかった場合

1000万円分の在庫を、翌シーズンまで保管して、原価で販売したとします。そもそも売れ残りの商品ですし、流行のものでもない。300万円分は売れましたが、700万円分の在庫はまた売れ残ってしまいました。

しかも700万円分の在庫は、売れるか売れないかも分からないまま、延々と倉庫保管料を払っています。 仮に50坪3,000円の在庫ならなんと月額15万円で、1年間で180万円です!

1年寝かして、2年目突入です。ウィスキー等”熟成”が必要なものであれば価値がつくかもしれないのですが、倉庫に2年以上寝かして果たして売れるのでしょうか。

パターン②  在庫処分した場合

在庫商品の市場価値を判断し、早めに在庫を売り切りました。原価の半額で販売しましたが、すぐに500万円を現金として手にすることができました。
思い切った値下げ販売により、当初の目論見通りの利益は出せませんでしたが、手に入れたお金で次の仕入れができ、新しいトレンドのものを販売する事ができました。

もちろんこれは非常に極端な例ですので、実際には商品価値の下がり方や、今後の定価販売への影響度など多角的に判断することも必要です。

大切なことは、在庫を最も高く、そしてすばやく現金化することです。

その判断が遅れれば遅れるほど、商品価値はどんどん下がり、無駄な保管料を垂れ流してしまうのです。
これを『負のスパイラル』と弊社では呼んでいます。
よく売れているサイトさんなのに、仕入キャッシュフローがうまく回らず結局閉店されたショップさんも実際にいるとお伺いした事があります。

もったいないですよね。

よく売れているショップ様で、常に”在庫”を意識されているショップ様は『在庫の新鮮さは大事です!』とよく話させてらっしゃいます。
実際倉庫を見ると、出荷件数が伸びているのに、在庫スペースがあまり大きくなっていないんです。

サイト売上UPを常に意識し、サイトの改善に注力するのは一番大事かと思いますが、たまには目に見えにくい”在庫管理”についても、少し意識してみてはいかがでしょうか?

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

bnr_logizard

最近の投稿