• 物流
  • 連載第15回
  • 2015/9/15
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

物流会社から見たモンスター荷主って

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皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社の河野 友美(カワノ ユミ)です。

さて、今回は『物流会社から見たモンスター荷主って?』
とちょっとギョッとするタイトルになってしまいましたが、
いつもと視点を変えて、物流会社,物流現場から実体験のお話を少しさせて頂きます。

ネットショップ様とお話させて頂くと
『物流委託先には不満はありません。頑張ってくれています!』
というご意見もあるのですが、
時々、『結構問題を抱えています。。在庫が合わなかったり、思い通りに出荷してくれなかったり。』等のお話をお伺いする事もあります。

よくよく聞いてみると、喧嘩両成敗ではないですが、お互いに意見の食い違いがあったり、コミュニケーションがとれていないのではないか?と思う事があります。

物流現場はお客様との接点を担う【重要セクション】です。

商品が手元に届くまでがネットショップの販売だと考えると、物流現場はお客様に商品をお渡しする接客係ともいえる重要なセクションです。
今回はそんな重要なセクションを担う物流現場のホンネをご紹介したいと思います。

今回は「事例」をご紹介しますので、少しでも物流現場側の視点を理解し、物流改善に役立てて頂ければ幸いです。

緊急依頼の7割は単なる連絡遅れ。

「急ぎの作業依頼の場合、現場スタッフはギリギリまで無理して出荷するけど後で荷主側の他の担当者に確認したら、“緊急依頼の7割は単なる連絡遅れ”だって。本当は2~3日前にわかっていたのに、連絡するのを忘れていたなんてヒドイですよね。」

物流現場では、常に時間との戦いです。そう、必ず“運送会社”が荷物を引き取りにくるタイムリミットが決まっているのです。それを逃すと『荷物が届かない!』と大事件に発展してしまいます。

私もよくありましたが、受注担当者から17:00前後に『これ、今日絶対出荷しないといけない荷物です!』と言われてしまうと、頑張って出荷していました。これは物流会社のスタッフさんでも同様です。
でも、せっかく頑張ったのに、後で「本当は2~3日前にわかっていた」なんて聞かされたらガックリきちゃいますよね。

「見た事のない商品が届いたけど。。」入荷予定情報をくれない荷主。

「商品が届いたけど、見たことのない商品。いつもの受注担当者に確認したら“それ、新商品なんです。
今日から注文入りますから出荷宜しくお願いします!” と言われてしまった。」

この手の話はよくお伺いします。物流現場にも“段取り”があり、突然作業が発生してしまうと現場は混乱してしまいます。さらに商品が届いてから商品情報を確認することになるので、通常よりも作業時間はかかってしまいます。

また、気付いて連絡をくれる物流現場の方ならいいですが、たまに“荷主から連絡くるまでそのままの状態で!”という事で入荷すらされない事もあります。

笑い話ですが、商品がそのまま“放置”されて入荷もされず、もちろん出荷もされず。結局そのままシーズンを過ごしてしまったネットショップ様もあるようです。
事前に情報を共有していれば、“放置されて売り逃し”する事はありませんよね。

在庫誤差の原因は物流現場だけではない。

「棚卸したら、荷主さんが持っている在庫情報と合わないと言われ、不足分を弁償させられた!」

これは極端な例かもしれませんが、よくあるのが“サイトの在庫と合わない”というお話です。
しかし、よくよく確認してみたら、
「荷主様側で管理台帳を勝手に変更している」「サイト担当者が写真撮影用として無断で持っていた」
なんてオチもよくあります。

サイト側の在庫は受注したら減ります。しかし、物流現場は、“出荷したら減る”のです。
受注~出荷までタイムラグがある(入金確認等)場合もあるので、色々な要因で誤差は出てきます。
これも結局コミュニケーションで、原因をお互い確認していれば“弁償”にはならなかったかもしれないですね。

物流側とのコミュニケーションが大事!

今回は3件の事例をご紹介させて頂きましたが、物流会社様も「モンスター荷主」と言って相手のせいにしてばかりではありません。

下記は、モンスター荷主に対して行った改善施策です。

  • 月1回は物流会議を設定し、コミュニケーションの頻度を上げる
  • ミスに対して、「報告書」を作成し、責任の所在を明らかにする
  • 日々の業務スキームを見直し、問題点を洗い出し双方で改善を行う

『お客様にきちんと商品を届ける』ために、物流委託先もそうですが、自社の物流担当者の方とも、たまには「ざっくばらん」にコミュニケーションの場を設けて、物流改善をしてみてはいかがでしょうか?

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

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