• 物流
  • 連載第23回
  • 2016/3/28

物流品質を支えるドライバーさん達のホンネ

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皆様、こんにちは!
ロジザード株式会社です。

『物流品質を支えるドライバーさん達のホンネ』
今回は、ネット通販を支える運送会社の「ドライバー」さん達のホンネをご紹介させて頂きます。

最近どこのショップさんにお伺いしても「運賃値上げ」の話が多く出てきます。
原因は主に、燃料高騰やドライバー不足,安すぎた運賃設定などが考えられ、その点はネットショップさんも一定の理解を示されているようです。
しかしネットショップさんも価格競争にさらされる身。心情的には理解できても、具体的に提示される予想外に値上がりした新運賃に、なんとなく運送会社さんともお互いに”気まずい雰囲気”になっているのではないでしょうか?

でも、【商品がお客様の手元に届いてはじめて売上があがる」というネット通販にとっては、運送会社はもっとも重要なポジションの一つ。そして、それを支えるのが現場のドライバーさん達ではないでしょうか。

この苦しい状況の中でも、
「発送をSTOPするわけにはいかない!」
「指定通りにお届けしないといけない!」
と一生懸命頑張っている運送会社のドライバーさん達のホンネを今回は赤裸々にお伝えいたします。

「場所」に届けるんじゃない。「人に届けるんだ!」

*運送会社のCMってタレントさんを起用して、爽やかでかっこいい会社のイメージがあるよね。働く人間は嬉しい反面、正直迷惑もあるんですよ。
だって、CMのイメージ通りになんかいかないし、今は配送件数をこなすだけで精一杯。
CMみたいな”爽やか配送”していたら、1日30時間あってもムリなんですよ。

*お客様に色々言われる事もありますが、ほとんどのドライバーは「お客様の大切な荷物」だと思って丁寧に運んでいますよ。
1日数多くのお客様に荷物を届けるので、特に猛暑日や極寒の日には態度に出てしまう事もありますよ。人間なんだから。だけど、大変なのを分かってくれて”やさしい声”をかけてもらえると、本当にありがたいです。
だから、「僕が届けるんだ!」と現場の仕事に誇りを持っています。

繰り返される「再配達」にウンザリします。

*「配達日指定」や「時間帯指定」のサービスは、確かに便利だと思うんだけど、実際はきちんと届けても約6割が留守。1日3回同じ家に届けるってのも結構あります。
せっかくいいサービスなんだから、お客様もショップ様も配達日指定や時間帯指定をもう少し大切に使って欲しいです。もちろん、自分達も責任を持ってお届けします。

*再配達のムダをもう少し減らす事ができれば、自分達も楽になるし、運賃も下がるかも?

*自分達も何も考えずに荷物をお届けしているわけばてないのです。効率的に配達する為に、配送先の家族構成や荷受け人の帰宅状況なんかもある程度想像しながら仕事をしてます。お客様の為にも、できるだけ早く、確実に荷物をお届けしたいですからね。

「ドライバーという仕事の奥深さ」

*10年やって、ようやくこの仕事の奥深さがわかりました。
仕事を始めた頃は、とにかく「届ける事」だけに意識が集中しすぎていて、お届け先の状況把握は意識が回らなかったんです。

*ドライバーって配達件数で評価されますが、ただがむしゃらに配達しているだけだと、数字って伸びないんですよね。
やっぱり、担当地域が決まっている訳だから毎日のようにお客様との接点があります。
要するに「近所の八百屋さん、酒屋さん」のように「お客様と気持ちを通わすおつきあい」ができるかどうかが、成績に直結してくるんです。
10年かかってしまいましたが、「全てはお客様の安心のため」これははっきり言えます!

*当然、たまには心ないお客様もいらっしゃいます。大雪で遅配してしまった時に、
「いったいどうなってんのよ! いつ、荷物が到着するの?」
おっしゃりたい事も十分理解できますが、事故や天候等自分達ではどうしようもない状況の際は、理解して頂きたいですね。
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日本の物流サービスレベル

日本の物流サービスレベルは世界的に見ても非常に高いという事をご存じでしょうか?
中国もしかりですが、ヨーロッパ等でも荷物は”遅れて届いて普通””指定日”もちろん”時間指定”なんかも完全無視されています。
しかも、
“雨の日なんかは段ボールが水で濡れているので中身も濡れてしまってた”
“陶器が破損していた”
というのは、まだまだ日常茶飯事の様です。

私の記憶では、数年前まで運送会社さんは”日曜日は配達なし”,”休日指定は料金増”
“夏休み,冬休みはきちんとお休みをとる”が普通ではなかったでしょうか?
現在実現されている日本の物流サービスレベルは、物流会社各社の企業努力のたまものであり、現場のドライバーさんたちの日々の努力のたまものなのです。

もちろん今後も、物流会社さんにはコスト削減の企業努力を続けていってもらう必要はあります。しかし、単純に「運賃値上げ」に文句を言うだけではなく、
【適切な料金を支払わなければ、日本が世界に誇れる安心安全の物流サービスは維持できない】
という事実に目を向ける必要があるのではないでしょうか?

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
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