• サイト構築
  • 連載第10回
  • 2016/9/21
  • 成功企業に聞く!

顧客中心のビジネスへ回帰!リブランディングに込められた思いとは? 

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今年2016年7月に通販事業のスタートから10周年を迎える、株式会社ネオグラフィック。10代を中心とした若年女性向けに、トレンドアイテムをリーズナブルな値段で提供するブランド「GALSTAR」として、主要ネットショッピングモールに次々と出店し、2012年・2013年の2年連続で楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを獲得。2009年には公式通販サイトのオープンを果たし、現在は「Re:EDIT(リエディ)」として、新たにレディースファッション通販サイトの運営を行っています。

脱O2O戦略!ネットの将来性を見据えて、通販事業に資源を集約

お客様のニーズを捉えること、また “リアル(実店舗)”こその手触りやフィット感をお客様が得られるように、店舗事業を拡大した時期もあったそうですが、現在は国内外あわせて唯一アメリカ・ロサンゼルスのみ。物流・仕入の拠点としての役割も担いながら、逆にオフラインの集客をオンライン購買につなげる戦略だと言います。

「通販事業と店舗事業の労力対効果を比較すると、拡散力において、古い事業形態である“リアル”は“ネット”のスピードには追いつけません。“ネット”の将来性を見据えて、資源を全部そちら(通販事業)に戻したわけです。」(工藤さん)

Instagramではブランドの“世界観”を表現。その効果は無限大!?

InstagramやTwitter、Facebook、LINE、アメブロなどの幅広いチャネルを通じて、情報を発信している同社。特に、Twitterを「テキストで伝える」ツールとして、Instagramを「視覚的に伝える」ツールとして頻繁に活用しています。

「Instagramでは洋服だけでなくライフスタイルも含めた、『Re:EDIT』の世界観を表現するように努めています。そこで商品自体をPRしたところで波及効果には限界がありますから。ブランドの世界観に“憧れ”のようなものを感じてもらうことができれば、その効果は無限大。そうなることができれば、ブランド冥利にも尽きますよね。」(工藤さん)

顧客主体のビジネスへと回帰。リブランディングで新規顧客を開拓

そんな同社も、かつては「低価格」一辺倒なプロモーション活動を行っていたことがありました。しかし、「低価格ばかりを訴求する姿勢と、品質を求めるお客様のニーズとの間に少しずつ不一致を感じるようになった」と工藤さんは振り返ります。そして、100年後まで続く企業経営を目指すために、“お客様本位”というビジネスの原点への回帰を誓い、2015年4月「GALSTAR」から「Re:EDIT」に生まれ変わりました。

「おかげさまで『GALSTAR』としての認知も広まっていたのですが、“生まれ変わり”を目指すために、9年間温めてきたブランド名の変更を決断しました。そして、商品品質を上げ、梱包資材や配送タイミングを変え、至るところを改善しました。」(工藤さん)

そうして必然的に価格設定が上がったときに、一部顧客離れが発生。新規顧客が獲得できるまでの焦燥感は否めなかったと言います。しかし、リブランディングが抱えるリスクを覚悟し、確固たる信念のもとに、顧客離脱を補うための新規顧客開拓に成功することができました。

「リブランディングは、創業以来自分たちが秘かに伝えたいと願っていたことをカタチにしたものでもありました。関西コレクションなどの大きなアパレル系のイベントに出店したり、雑誌社にリースしてクレジットを掲載いただいたりすることで、半年以上をかけてプロモーションは図りました。そのかいもあり、それまではターゲット層として取り切れていなかった、20代半ば~30代のお客様が興味を示してくださるようになりました。また、『GALSTAR』からのお客様にもポジティブな反応をいただくことが増えましたね。」(工藤さん)

100年後まで続く企業を目指す。次なる戦略はOne to Oneマーケティング!

リブランディングが功を奏し、事業が思い描いた軌道に乗りつつある同社。今後のビジョンをどのように想い描いているのでしょうか。

「今後も、お客様のニーズを的確に掴んでいきたいと思っています。そのためにも、顧客データを分析し、お客様をセグメント分けして、アプローチ方法を見定める必要があります。
また、弊社は新規顧客の獲得に膨大なコストを使ってきました。そのコストを、今後はリピーターのお客様に還元できる施策として打ち出したいと考えています。そのためにも、やはりデータ分析は不可欠です。
私たちのビジネスの根幹にあるのはユーザーデータだと思うので、しっかりと解析して私たちの資材にしていきたいと思います。」(工藤さん)

工藤さんは、顧客一人ひとりの属性や購買履歴、決済方法などから個別に最適化された、One to Oneマーケティングが、今後の事業拡大につながると見ています。

株式会社ネオグラフィックは、うつり変わりの激しいインターネット・アパレル業界で10周年を迎え、その洞察力と判断力をもって時代の変化に即応しながら、100年後も続く会社を目指し、これからも成長を続けていくことでしょう。

「NP後払い」導入の理由と効果はこちらでご紹介していますので、是非、合わせてご覧ください。

著者紹介

長谷川 智之
  • 株式会社ネットプロテクションズ
  • BtoCセールスグループ
  • bnr_air
  • bnr_atobarai
  • bnr_frex

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