• 物流
  • 連載第28回
  • 2017/1/13
  • 「通販物流在庫管理とは?」~人気ショップはこうしてます!知っておきたい通販物流・在庫管理のテクニック~

WMSってなに?通販事業拡大におけるWMSの必要性について

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通販を運営していると、「WMS使っていますか?」とか、「WMSはどこのですか?」など聞かれることもあると思いますが、そもそも「WNS」とはなにかご存じですか?WMSとは、Warehouse Management Systemの略で、日本では「倉庫管理システム」と言われています。また、倉庫の「在庫管理システム」、「物流センター管理システム」とも呼ばれたりします。

WMSの大きな2つの役割

では、具体的にWMSとは通販運営する上でどのような役割をはたしているのでしょうか。WMSには2つの大きな役割があります。

①倉庫内の実在庫管理と把握
基幹系システムやECサイト(ネットショップ)で管理される、理論上の在庫管理ではなく、倉庫にある在庫をリアルタイムに管理・把握できます。

②入荷・保管・出荷の作業をサポート
モノの動きに合わせた機能が備わっています。どのステータスの商品がどこに何個あるのか、といった情報を商品のバコートをハンディターミナルで読み取り・記録していきます。

WMSを導入するとたくさんのメリットがある

WMSを導入することで倉庫業務の負荷を軽減することができます。ではどのような業務が軽減されるのでしょうか。

①入荷・保管・出荷の管理と見える化
システム管理となるため、エクセルやアクセスを使った不安定なデータ管理を行う必要はなくなります。
クラウド型WMSを導入することで、どこでもインターネットの環境さえあれば、管理状況を把握できます。

②作業の効率化・正確化
考える・歩く・探す時間を無くす最適なルートが考慮されたピッキングリストの出力、誤出荷を防ぐ梱包直前の検品、など現場の効率性・正確性向上のための機能が備わっています。

③正確な在庫・管理情報のデータ化
ハンディターミナルで情報を記録することで、自動で正確なデータを作成することができます。
また、これらのデータは出力(エクスポート・ダウンロード)できます。販売部門はリアルタイムに倉庫の状況を把握することができ、本部のデータ収集を楽にしてくれます。

WMSには他システムにない機能が備わっている

メーカー・小売業の方から基幹系システム、または受注管理システムで在庫管理しています、というお話をよく伺います。しかし、基幹系システムや受注管理システムでは管理できないものが、実は多いのです。

例えば…

有効期限管理(賞味期限など)
一見、基幹系システムや受注管理システムでも備考欄に入れて運用ができそうですが、在庫別に管理する機能がないことがほとんどです。
WMSでは、在庫別に有効期限管理ができ、また、先入れ先出・有効期限の近いものから引き当てをかけるなど、システムが判断してくれます。

ロケーション管理
基幹系システムや受注管理システムでは、「ここのロケーションにはこの商品を入れる」という指定ができる機能は見受けられます。しかし、この概念ですとロケーションが一杯になったら現場はどこに置くか困ってしまいます。
WMSでは、「この商品をこのロケーションに紐づける」という概念のため、一杯になった場合は悩むことなく別のロケーションへ置くことができます。
また、最適なルートを考慮したロケーション順に並べられるピッキングリストの出力もできます。
このピッキングリストを使うことで、ルートを考える時間、無駄な移動や探す手間がなくなります。出荷が多くても効率良く作業を行うことができます。

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品質区分の管理
WMSには、1つの商品に対してA品・B品・C品といった区分を付けることができます。A品は通常発送用に引き当てがかかる、B品はセール用で指定があった場合のみ引当てがかかる、C品は廃棄のため引当てをかけない、といった管理ができます。

トレーサビリティ管理
商品によってはシリアル番号が振られ、どこにどのシリアル番号の商品が送られたか履歴を取る必要があります。WMSには出荷時にシリアル番号を記録する機能があり、リコールが起きた際の対応をスムーズにします。

WMSはシステム連携ができる

よくあるのは、通販の場合は受注管理システム、卸の場合は基幹系システムとの連携です。商流用システムから受注情報や入荷予定情報を物流用システムであるWMSへ、WMSから商流用システムへ入出荷実績や在庫状況を渡すためのシステム連携です。
その際は、商品マスタといった必要なデータを商流用システムから同期させることから始まります。主にCSV連携が採用されておりますが、カスタマイズによってFTPやAPIといった自動連携も可能です。

まとめ

物流現場にWMSは必要です!ただ、必要とはいっても導入のタイミングは企業様によって異なります。コスト面も考慮しなければなりません。目安として出荷が1日30~50件以上になるとシステム導入が必要、とも言われていますが、
・1日30~50件の出荷でも、SKU数が少ないため誤出荷がほとんどない
・商品単価が安く、システムを入れると利益がなくなる
といった条件では導入しない企業様がほとんどだと思います。

ロジザードの経験上、メーカー・小売業では、起業したばかりで初めからシステム投資のできる企業様、または、出荷が1日100件を過ぎたあたりから「システムが必要」と認識される企業様が多いようです。

お取引のある倉庫様は、在庫ズレや誤出荷「0(ゼロ)」を目指して「ロジザードZERO」を導入していただいています。荷主様から預かる大切な商品管理を行う現場、物流を支える大事な現場スタッフをサポートするのがWMSです。まだ、導入されていない通販企業様はぜひ、一度ご検討ください。

著者紹介

ロジザード株式会社
  • ロジザード株式会社
  • 営業部

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