マーケティング

【連載第13回】 ECサイトを盛り上げるコンテンツマーケティング術

売上拡大に向けたマーケティング戦略として注目を集めているコンテンツマーケティング。さまざまな企業が取り組んでおり、これはECサイトにも活用できます。ECサイトをコンテンツマーケティングで盛り上げるには、いったいどうしたら良いのか。その仕組みや具体的な方法をご紹介しましょう。

ECサイトのコンテンツマーケティングとは?

そもそも、コンテンツマーケティングとは何なのでしょうか。日本国内では最近注目され始めた、新しいWEBマーケティング手法のひとつです。しかし、その意味を正しく理解している方は多くはないかもしれません。

コンテンツマーケティングとは、インターネットを通じて消費者に有益な情報を発信することです。コンテンツを見たユーザーから「見てよかった」「興味が沸いた」という気持ちを引き出し、そのコンテンツを通じて発信元(=ECサイト)のファンになってもらいます。これにより、新規顧客の獲得や継続的なECサイトへの訪問を得ようというものです。そのためブログを頻繁に更新したり、自社のオウンドメディアを開設したりと、さまざまな企業が情報発信のものとなる媒体運営を始めています。

このコンテンツマーケティングで重要なのが、情報の質と継続的な発信です。簡単に調べられる、あるいはだれでも知っているような内容なら、そのコンテンツに価値は見いだせません。また、単発的に人気を集める記事を発信したところで、情報発信をストップすれば「このサイトは更新されていなくてつまらない」と再訪してもらえなくなるでしょう。

このコンテンツマーケティングは、簡単にいえばECサイトにとって次のような効果をもたらす手法となります。

  1. 発信情報に対して興味や関心を持ってもらう
  2. ファンとなり運営元(ECサイト)に信頼感を持ってもらう
  3. ECサイトの販売商品を購入してもらう

コンテンツマーケティングに取り組む場合、新たにメディアといった媒体を制作するほか、ECサイトそのものをメディア化する方法もあります。ECサイト内に更新性のあるコンテンツを組み込む、あるいはメディアで発信する情報の一部に商品紹介・購入コンテンツを盛り込むなどです。かけられるコストや時間などを考えながら、最適な手法を選びましょう。

ECサイトが発信すべきコンテンツとは?

では、実際にECサイト運営者がコンテンツマーケティングを行う場合、どのような情報を発信すればよいのでしょうか。ユーザーが興味を持つ話題なら何でも良いのかといえば、残念ながらそうではありません。ECサイトにコンテンツマーケティングを活用するのであれば、そのコンテンツをもとに、「ECサイトで扱う商品に興味を持つユーザー」を獲得する必要があります。そのため、ECサイトで販売する商品、また販売ターゲットの属性をまずは理解しましょう。そのうえで、ターゲットユーザーに興味を持たれやすい情報を選ぶことが重要です。例えば、以下のように商品に関連性のある話題を選ぶようにしてください。

  • 化粧品:健康、美容関連
  • ITグッズ:活用術、業界ネタ
  • 食品:健康、調理
  • アパレル:着こなし、トレンド など

年齢や性別等を問わずだれもがターゲットという場合ならば、内容を問わずとにかくバズる(=話題性のある)ネタを発信するのもひとつの手法でしょう。しかし、集客数に対して購入確度の低い人の割合が高くなる可能性があり、特に絞られたターゲット向けの商品では費用対効果が低くなる恐れがあります。

まとめ

コンテンツマーケティングには継続的な情報発信が求められます。また、その情報が価値を持ち、読み手を飽きさせないよう工夫も必要でしょう。しかし、ECサイトを運営するうえで、コンテンツマーケティングは集客力・売上UPに向けた一手となるはずです。とはいえ、定期的に文章を書き続けることは、想像しているより大変でしょう。そのため、コンテンツの企画・制作を外注し、プロのライターに依頼するという方法もあります。もちろん制作費はかかりますが、集客力や記事作成にかける手間を考慮すれば、費用対効果として見合ったものが得られるかもしれません。