サイト構築

【連載第4回】 ネットショップ運営の第一歩!ECサイトの構築方法を理解しよう

これからネットショップを運営しようという人は、まずECサイトを構築しなければなりません。しかし、「ECサイトをどうやって作ったら良いのか分からない」「知識がなくて難しそう」などと思っている人は少なくないでしょう。しかし、予備知識を持っておくことで、ネットショップもスムーズに構築することができます。
ECサイトの作り方はいくつか存在し、自分にあった制作方法を選ぶことが大切です。ここではそんなECサイトの構築方法について、三つの方法を詳しく解説しましょう。

ゼロからECサイトを自分で制作する

まずは、自分でECサイトを制作する方法です。ECサイトを制作するうえでまず押さえておきたいのが、「どんなECサイトにしたいのか」を明確にしておくことです。ECサイト制作でよくある失敗に、「ECプラットフォームの制限でやりたいことができなくなった」というものが挙げられます。そのため、事前に必要となるデザインや機能を明確にしておきましょう。ECサイトの構築手順は、大きく以下のような流れとなります。

・コンセプト定義
・要求定義
・ECプラットフォームを決める
・ワイヤーフレーム制作
・デザイン、コーディング
・商品登録
・諸設定、テスト

コンセプト定義と要求定義は、ECサイトをどのようなものにするか決定する工程です。何を伝えるのか、どのような特徴を持たせるのかについて、しっかりと明文化しておきましょう。これにより、デザインや機能を特定することができます。
コンセプト定義と要求定義ができると、どのようなプラットフォームにするべきかが見えてきます。デバイスの対応やデザイン、どのようなプロモーションが必要かも見えてくるでしょう。

尚、現在多くのECサイトは、何らかのECプラットフォーム(CMS、モールサービスなど)を用いて制作・運営されています。フルスクラッチには「自由度が高い」(=すべて自分の思い通りに構築できる)というメリットがある反面、そのためには高い専門知識と技術が求められます。技術不足の状態でECサイトを構築すれば、不具合を起こすかもしれません。加えて手間が掛かるため、コストも多く必要となるでしょう。ゼロから制作すべきか否かは、こうしたメリットとデメリットをよく踏まえて考えてください。

ゼロからECサイトを制作する場合には、サーバー契約やドメイン取得も必要です。これはネットショップを始めようと決めた段階で、すぐに行っておくと良いでしょう。さらにオンライン決済を取り入れる場合は、その手続きも必要になります。ECプラットフォームを利用する場合にはサービスにオンライン決済機能が付帯しているケースが多いですが、自作の場合には契約までの手続きをすべて自分で行わなければなりません。決済方法には振込みや着払いも考えられますが、ユーザーの利便性を考えると、オンライン決済は必須機能と言っても過言ではありません。

CMSを用いてECサイトを構築する

次に、CMSを利用する方法です。CMSとはウェブサイト構築に特化したサービスのことです。テンプレートや各種機能などが備わっており、なかにはEC向けに提供されているものもあります。具体的なEC向けサービスとしては「EC-Orange」などが有名ですが、WordPressなどオープンソースCMSを活用する「EC-CUBE」も多くのユーザーが利用しています。これらサービスを活用すれば、簡単にネットショップを構築することができるでしょう。

CMSを用いたECサイトサービスには、いくつもの種類があります。機能は各サービスによって異なりますが、例えば以下のようなものを代表としてあげることができます。

・会員管理
・ポイント管理
・デザインテンプレート
・カート機能
・オンライン決済
・スマートフォン対応 など

なかには無料で利用できるサービスもありますので、「まずは低コストで始めたい」という場合もおすすめです。機能が不足すれば、後から追加費用を支払うことによって機能拡張・カスタマイズできるものが多くあります。

専用サービスを用いてネットショップを作成する

ネットショップを構築する手段として、独自にサイトを構築するのではなく、Amazonや楽天、Yahoo!ショピングなどのショッピングモールサービスに出店する方法があります。ショッピングモールサービスはひとつのウェブサイト上に、多くの事業者が商品を出品しているというもの。独自に集客しなくとも、ショッピングモール側が多くのユーザーを獲得してくれます。

こうした専門サービスを用いる場合、まずは利用登録を行います。ただしショッピングモールサービスの場合、そのほとんどは利用に初期費用や月額費用、または売上に応じた手数料などの費用が伴います。そのうえで各サービスの手順に従い、商品写真や説明文、あるいは商品情報を登録することで販売が開始されます。構築という意味では専門技術が不要のため、販売自体は多くの方がすぐに始められるでしょう。ただし、商品点数が多く、なかにはほかの事業者が同じ商品を出品していることもあります。そのため、自分の商品を選んでもらうためには次のように工夫が欠かせません。

・競合他社をリサーチして価格やポイント還元率を調整する
・写真点数を増やして購買意欲を引き出す
・誠実かつ迅速な対応でユーザー評価を上げる など

まとめ

ECサイトの構築方法はひとつではありません。どの方法を選ぶかによって、構築手順やそれに掛かる時間・手間も異なります。そのため、まずは「自分がどんなウェブサイトを作り、どのように運営していきたいか」を考えましょう。そのうえで構築方法を比較し、適する方法でECサイトの構築を進めていってください。