サイト構築

【連載第6回】 EC運営にアプリ化やスマホ対応は必要なの?よくある疑問を解決!

世の中にたくさん存在するECサイト。最近では通販サイトのみならず、アプリを利用するユーザーも増えています。そのなかで売り上げをあげていくため、ネットショップ専用のアプリを開発したり、ネットショップをスマホに最適化させたりと、運営者はさまざまな戦略に取り組んでいます。ユーザーの行動が変化するなかで、売り上げをあげるにはどのように対応すればよいのでしょうか。よく抱かれがちな疑問について、解決の糸口となるヒントを解説していきます。

ECサイトに専用アプリは必要なのか

スマートフォンが世に出て以来、その利用者はどんどん増えています。スマートフォンにアプリをインストールする人も多く、利用者はスマートフォンを自分好みにカスタマイズしています。これはEコマーズの分野でも同様です。サイト閲覧そのものにも、ブラウザアプリが利用されており、スマートフォンではアプリを使うという思考のユーザーもいるでしょう。さらに、サイト運営者としても、より使いやすくて自社サイト利用に特化した専用アプリを開発する場合が増えているようです。スマートフォンを利用するユーザーをターゲットとする場合、ブラウザ閲覧用のサイトだけでなく、アプリもECサイトへの入り口として大きく期待できるでしょう。

アプリでは決済やカート、検索など、機能性の高いものが構築できます。そのため、ECサイト以上に購入時のユーザビリティを高めることもできるでしょう。ただし、スマートフォンアプリを開発するにはコストが伴います。この開発費は、機能が少ないものでも安くて数十万円ほどかかります。さらには、メンテナンスや情報更新なども必要となってきます。もちろんそれを踏まえ、自身で更新しやすいアプリを開発しておくのもひとつの方法です。しかし、例えばOSのアップデートに対応することは素人には難しいため、開発できる人材を雇用する、あるいは開発・メンテナンスを外注する必要が生じるでしょう。

さらに、スマートフォンには、Android端末とiOSを搭載した端末があります。なかには片方のOS版のみアプリ開発するケースもありますが、広くECサイトの売り上げ拡大を目指すならば、やはり両方のOSで使用できる必要があります。しかし、二つのシステムは全く異なるため、それぞれ別のアプリを開発するという手順を取らなければなりません。そのため、コストはさらに膨らんでしまうのです。

ECサイトはスマホ用も作るべき

特に若者を中心として、パソコンよりスマートフォンを多用する層が広がっています。これはECサイト閲覧でも同じです。そのため、ECサイトの売り上げをあげるためには、ECサイトをスマートフォンでの表示に対応させた方が良いでしょう。そうしないと、スマートフォンの小さい画面でパソコンと同じECサイトを閲覧しなければならず、画面が見づらくなってしまい、多くのユーザーが離れてしまします。また、Googleも「モバイルファーストインデックス」の導入をアナウンスしましたが、近年モバイルから閲覧が急激に増えていることから、今後はモバイルでの評価が検索順位に大きく影響するでしょう。

すでに広く活用されていますが、パソコン向けのサイトを自動でスマートフォン用のレイアウトにして最適表示する、レスポンシブウェブデザインという技術があります。これを使えば、パソコン用とスマートフォン用をわけることなく、ひとつのウェブサイトで管理することができます。しかし、ユーザビリティの面で、このレスポンシブウェブデザインにはデメリットもあります。パソコン表示用のソースもすべて読み込むため、スマートフォンでの表示が遅くなってしまう可能性もあります。さらに、スマートフォンとパソコンではユーザー層が違うため、パソコンに準拠した表示だけでは足りない場合もあるでしょう。スマートフォンしか使っていないユーザーは、パソコンを基準としたウェブサイト構成に慣れてない場合があります。デザイン設計の段階で、スマホをしっかり意識して進めることが重要ですね。

以上のように、ユーザビリティの観点からは、可能であればスマートフォン用のECサイトを制作すると良いでしょう。ただし、アプリ開発同様コストがかかってしまう点は留意しておきましょう。

まとめ

目指すべき売り上げや投下できる資金、あるいはターゲットによっても、ECサイトのアプリ化やスマートフォン対応のECサイトの必要性は異なってきます。自分の商材が一体誰をターゲットにしているかによって、これらの導入が必要かどうかをしっかりと検討しましょう。特にスマートフォンをよく使うユーザーがターゲットの場合は、なるべく早急にECサイトのスマートフォン版、あるいはアプリを準備すべきかもしれません。